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育児休業をしている社員の職業能力の開発・向上のための情報提供


「次世代育成支援対策推進法は、21世紀の経営資源」
メルマガバックナンバー020号(H17.08.23)

あの人の言葉発見


○ 1歳を過ぎたら

(育児休業)利用者が伸び悩む理由の1つに、「育児休業だけでは子育ては乗り切れない」という単純な理由があると思われる。

現在の育児休業法は、子供が1歳に達するまでの期間の休業を労働者の権利として認めている。
それでは、1歳を過ぎたら、どうなるのか。

子育ての期間に柔軟な働き方ができるような制度を持つ企業はあるが、厚生労働省の2002年の調査によると、育児のために短時間勤務制度を導入している事業所は38.5%、子供が3歳を超えても同制度を利用できる企業は5.6%に過ぎない。

やはり、長期にわたる子育てに対応する施策がなければ、仕事と子育ての両立は困難だろう。
育児休業は重要な両立支援策ではあるが、子育て支援策のオプションの1つに過ぎない。

子供の年齢が小さい時の「育児」だけではなく、長期にわたって「子育て」と仕事を両立させるという発想から、多様な働き方と組み合わせたパッケージとしての両立支援策が必要だ。
利用進まぬ育児休業 現状と限界
ニッセイ基礎研究所 武石恵美子氏
読売新聞 17.1.10 経済

制度のしくみ


    〔1〕次世代法関連
     1.次世代育成支援対策推進法
     2.行動計画策定指針
     3.行動計画内容
    〔2〕関係法令
     1.育児・介護休業法
     2.労働基準法
     3.男女雇用機会均等法
    〔3〕労働社会保険
     1.給付
     2.保険料等
    〔4〕助成金、奨励金
    〔5〕法人税
    〔6〕次世代法認定企業


〔1〕次世代法関連 3.行動計画内容

〔育児休業を取得しやすく、職場復帰しやすい環境の整備〕
・育児休業をしている社員の職業能力の開発・向上のための情報提供

ペコポン
育児休暇中の社員の希望に応じて、能力開発、情報提供、職場復帰のための講習や育児等に関する相談その他の援助を実施することが、この項目。

ぼんさく
主に、休暇中の社員が遅れをとらないように、っていうことだね。
これもやっぱり、休暇後の復帰にあたっての不安解消をねらってそうだね。

ペコポン
技術革新が日進月歩で行われている技術系の職場やIT関連企業なんかは、特に該当しそうだ。
その変化のスピードぶりを表して「秒進分歩」なんて言葉が使われ始めたのも数年前だもんね。

ぼんさく
法改正によって知識を刷新していかなければならない、法律関連部署なんかも、当てはまりそう。

ペコポン
大企業で目にする、育休の取得が3年も認められているケースでは、このような、適用能力や知識の維持向上は特に大事になってくる項目でしょう。

ぼんさく
じゃぁ、中小・ベンチャー企業では?

ペコポン
中小・ベンチャー企業で、育休の取得が原則どおりの場合、もちろん能力や業務知識も大切ではあるけど、業種や部署に関係なく、業務の進捗状況を、定期的に連絡すること、また、社内のハード設備やソフトが変更になった場合なんかも、復帰後、戸惑うことのないよう、変更点や操作方法など、情報提供すること、といったことが、より重要とも考えられる。

ぼんさく
うん。それは現実的だ。
むしろこのほうが、主になるかもね。

本当に大事なのは、その内容や中身というより、会社と休暇中の社員とのコミュニケーションなんじゃないかって気がする。

疎外感とか、おいてけぼり感とかを感じないで、会社の一員である、という気持ちを持続することが、復帰後も頑張ろうという意識につながったり、戸惑うことが少なくスムーズに仕事に戻れることにつながったりするんだろうな。

ペコポン
そうだね。
そうそう、この項目については、助成金があるよ。
「育児・介護休業者職場復帰プログラム実施奨励金」

ぼんさく
助成金の回を楽しみにしてるよ。
今回はちょっと情緒的になっちゃったかな。

ペコポン
おっ。 ぼんさく、めずらしく反省の色。

わたしの後記


夏休み明け、お元気ですか?
バテテませんか?
私は元気です。

実は、ここ最近、周りの人から立て続けに病気の話を聞きました。
それも3人。
しかも同じ病。

それは恐ろしい病気。
風が吹くだけで痛むという、そう、ツウフウ。
かなり痛いそうですね。

聞けば、尿酸値が上がると、まさしく針のような結晶ができて、それが神経を突き刺し、耐え難い痛みが襲うらしい。

人には「イイモンばっか食べてんじゃないの」と同情だか、ザマミロだか分かんないこと言われ、本人は、好きなモン我慢して、踏んだり蹴ったりの病気ですね。

お付き合いや酒の席が多い経営者、管理職の方々特にお気を付けください。



さて、ワタクシ。
見かけ痩せっぽちで、カオ青白くて、オマケに目の下クマできやすくて、不健康そうに見えるらしい。

ですが。
年一回の健康診断、それはキレイな血液なのですよ。
善玉コレステロールも大漁、いや大量。

特に健康オタクではないけれど、思い当たるは2つ。
青魚と納豆、ではないかと。

アジのヒラキなんて、もう最高。
これから秋は、戻りガツオかサンマ塩焼きか。
しめサバの美味しい寿司屋に行きたいワ。

納豆は、心の底からオイシくてオイシくてタマラナイ、と思ったことは一度もないけれど、諸々の事情により、よく食べてます。

というワケで、先の3人に、そして予備軍に、オススメします。
押し付ける気はないけれど。

豪華もオイシ。質素もオイシ。
かたよるなかれ、失うなかれ。

両道行って、中道をなす。
心も身体も、健康に、健全に!

では。

(この話については024号「フレックスタイム制」の「わたしの後記」コーナーもあわせてご参照ください)



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