子ども参観日の実施


「次世代育成支援対策推進法は、21世紀の経営資源」
メルマガバックナンバー042号(H18.01.31)

あの人の言葉発見


妊婦や子育て中の母親の80%は、周囲や世間に対し「積極的に子どもを産んで育てたい社会ではない」と否定的に感じていることが、財団法人こども未来財団のアンケートで分かった。

「社会全体が妊娠や子育てに無関心で冷たい」 44%
「制度や設備が整うだけでは不十分。国民全体の意識改革が必要」 83%

アンケートは04年11月インターネットで実施。
妊婦と出産後3年未満の既婚女性に、子育て環境について感じていることを複数回答で尋ねた。
有効回答は1069人。

最も多かったのは「男性の子育てに対する理解と協力が必要」 93%
次いで「社会全体で温かく見守る雰囲気が欲しい」 87%
「子育てを応援する社会とは思えない」 77%
「地域全体での子育てが必要」 76%
なども多かった。

子連れの外出については、
「危険や困難な目に遭った」 93%
具体例として「タバコの煙」 56%
「利用しやすいトイレがない」 51%
「階段の上り下りに苦労した」 47%
などが目立った。

「子どもが泣いた時、白い目で見られた」も30%あった。

同財団は「海外では子どもに親切にしてもらえたのに日本では冷たいという声も聞かれる。身近な子育て応援の啓発活動を進めたい」としている。
「出産・育児しにくい社会」80%
妊婦、母親の実感
東京新聞 17.8.2 総合

制度のしくみ


    〔1〕次世代法関連
     1.次世代育成支援対策推進法
     2.行動計画策定指針
     3.行動計画内容
    〔2〕関係法令
     1.育児・介護休業法
     2.労働基準法
     3.男女雇用機会均等法
    〔3〕労働社会保険
     1.給付
     2.保険料等
    〔4〕助成金、奨励金
    〔5〕法人税
    〔6〕次世代法認定企業


〔1〕次世代法関連 3.行動計画内容

〔子ども参観日の実施〕

ぼんさく
人が働く姿は、カッコイイ。
自分の親がカッコよく働いている姿を子どもが見たら、父親の、母親の、家では見られないカッコイイ姿を見ることができる。

カッコイイお父さんを、カッコイイお母さんを、子どもは見たい。
そんなお父さんを、そんなお母さんを、子どもは尊敬したい。

子どもが、親の働いているところを見ることができる「子ども参観日」いいと思うな。
実施するのも、そんなに困難ではないでしょ。

夏なんかどお? 8月とか。
子どもは夏休み。
会社はニッパチ。

子どもにとって、そんな1日があってもいいよね。
そんな夏休みも素敵だよね。

会社にとって、そんな数日間があってもいいよね。
人数によっては数日に分けて参観してもらうから。

もし、緊張感たっぷりの職場なら、もし、黙々と淡々と、時間が流れる職場なら、もし、笑いの少ない職場なら、なおさらのこと、きっといいことあると思うな。

「行動計画」に関係なく「子ども参観日」、あるといいな。
日本の会社に定着するといいな。

わたしの後記


イメージトレーニングと空想。
何が違うのか、専門的なことはわかりませんが、そんなようなことは、よくやってます、私。

例えば、税理士試験。
一般企業や会計事務所に勤務しながらの受験でした。
7年かかっています、私。合格まで。

勤めながらの、長い受験期間の受験生は、多くの人がやっていると思います。
合格したときの場面を想像することを。



さて、その受験期間のうちの、サラリーマン時代のこと。
私は、事業部勤務から、本社勤務へ異動、こんな男性上司の下で働くことに。

その人は、ニューヨーク勤務の経験あり。
先輩の代を飛び越しての昇進。
容姿もこれまたカッコイイ。
子どものころは子役モデルの経験もあるとか。
そして何より、リーダーシップがあって、しかも、とっても気さく。

当時26歳の若僧は、20歳上のこの上司を好きでした。
「こういう46歳になりたいな」と。

その頃の、私が抱いた空想、描いたイメージ。
それは、税理士試験に合格して、この上司とガッチリ握手しているところ。
場所も決まっています。
表情もよく見えます。
学生時代はテニスで鍛えたというその分厚い手の感触も生々しく我が手に感じます。

そして数年後。
「握手」と「合格」は実現しました。
「握手」は割りと早くに。
「合格」はそのちょっと後に。

会計事務所に転職を決め、会社を退職する私。
勤務最後の日「お世話になりました」と「これからも頑張ります」と「お元気で」の意味の「握手」

「合格」は、その後の会計事務所勤務のとき、です。
抱いていた空想が「実現した」と言っていいのかどうなのか。
私にはよく分かりません。

でもあの握手、描いてたイメージ通りの手だったなぁ。
握力が強いこと強いこと。
こっちも負けずに、力一杯握り返したものです。



転職後は、独立開業後のイメージも描いてました。
それは、子どもに、自分の働いている姿を見せること。
結婚もしていないころなのに。
しかも結婚願望も、子を持ちたい願望も特にはなかったのに。

基本的に、頭の中でするゲーム、とっても好きみたいです、私。
今も頭の中に描いているイメージがいくつかあるんです。

その1つ、事務所の将来像。
ちょっと年とった自分。
数十人のスタッフ。

ある日、お昼前。
職場に、若いお母さんと小さい子どもが来る。
それは、あるスタッフの家族。

家族が今日来ることは、職場みんな承知。
でもまだそのスタッフは、自分の家族が来たことに気づいていない。
仕事に夢中。
奥さんと挨拶をした私は、その子に言う。

「ほら、お父さん。ここで、ああやって仕事してるんだよ」
「カッコイイだろう」
「うん!」
ようやくこっちに気づくスタッフ。

応接室に場を移し、その家族と私で昼食。
食べながら私、その子に、お父さんが、優秀なこと、世の中の役に立っていること、家族のために頑張っていること、そんなことを話す。
その子の目は、キラキラ輝いてくる。

食事が終わり、私は中座。
家族だけで談笑のあと、デスク周りを見たり、ちょっとした職場見学。



コレ、次世代法のお手伝いにタッチする前から、思い浮かべてました。
フタ開けてみたら、次世代法行動計画にこんな項目が。
「子ども参観日」

どうでしょうか。
あなたの会社も、是非!
私より先にやってもイイですよ。



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